- 2016年06月15日
- 初心者システム構築
MySQLとMicrosoft accessで在庫管理システムを作る方法【その①】〜データベースって何?〜

みんさんは、データ管理をどうやって行っていますか?
書類で一つづつ管理しています?他人が行った作業はチェックシートを付けています?
ノンノン。ナンセンスだぜ、その管理方法。あなた、データベースって知ってます?
データベースがあれば、上記の書類やまぁチェックシートならそれでもいいんだけど、それ以外のデータもデジタルに格納できて、蓄積し、分析もできるので、イケてる会社はみんなやってますよ?(笑)あなたもどう?結構クルよ???
ちょっと知識のある人なら、オラクルデータベースとか思い出すと思うんだけど、あれは高すぎるし、もっと調べている人ならマイクロソフトオフィスに「Microsoft Access」っていうデータベースソフトがあることは知っているだろうけど、ああいうのってマジで使えなくてそんなので構築してたら後々痛い目を見ちゃうっていうのが現実。
とは言っても、MySQLを使うったって、みんながみんな真っ黒な画面にSQL文打ち込んでテーブル表示させるなんて現実的ではないです。
だけどデータベースの部分をMySQL、主にUIの部分をAccessに分担すれば、中規模なデータベースの構築としては十分にやっていけるものになります。今回はそれをやってみよう!!ってことで記事にしました。
今回僕があらゆるグーグルの神様を駆使して、数ヶ月かけて在庫管理システムのβ版を社内で作り、そんで実際に運用して、1年かけて徐々にアップデートしていって今現在在庫の回転率が今までより良くなったしデータの統計が取れるようになったということでいいことずくめになったので、今回はそれを数回に分けてお伝えします!
ちなみに、これが作れたら他の…例えば「注文書の発行」とか「社員表」とか「顧客管理システム」とか何でも作れるし、それを全て繋げる(関係を持たせることができる)ので、ある程度まで読んだら後は各々で実践してみると良いと思います!!
さらにデバイスを準備すると、ICタグとかを使って製品の管理ができる…みたいなのもできます。
そもそもデータベースって何???

ネットで「データベース」と検索すると
(コンピュータによる情報処理で)蓄積・検索・更新などに便利なように有機的に整理された情報の集まり。
というふうに出てきましたね。
要するにデータの集まりです。で、これらのデータはいい感じに整理されてて、欲しい時に欲しい分の情報をいとも簡単に手に入れられるというもんです。銀行のATMとか、市役所の住民登録とか、ああいうのもデータベースの一つです。
こういうのを聞くと、データベースってなんか難しいイメージがあると思います。
簡単に言うと本の最後の方のページにある索引みたいなもんです。
関係データベースって何?

いわゆるリレーションってやつなんですけど、それぞれのデータを関連付けるための方法として、データベースの手法としてはほとんど一般的になっている考え方及びシステムです。
例えば、人には生年月日、性別、住所など、一人を取ってもいろんな情報がありますよね。じゃあ、人に対して表を作ろう、そうしたら整理できるぞってなりますよね。そうやって住所録が生まれたとしましょう。そんじゃあその住所録からいろんなデータを作ることができます。免許証の個人情報の部分を、その住所録から引っ張ってきたり、ポイントカードのデータもまた、そこから引っ張ってきたり…
すると、個人情報を集めた住所録というデータからいろんなものが派生して、それぞれが関係しているという状態になります。こういうのを関係データベースと言います。世代が限定されるけど、マジカルバナナみたいなもんです!!
MySQLって何?
ここからやっと具体的な話になってくるんですけど、MySQLというのは世界中で最もよく利用されているオープンソースのデータベースの一つです。高速で使いやすいことが特徴です。
MySQLは非商用利用なら無償で入手して使うことができ、商用利用に関してはライセンスの購入が必要です。
レンタルサーバーのデータベースとしてもよく使われていて、僕のこのサイトも記事にMySQLが使われています。中には数千万件から数億件のレコードを扱っている例もあり、Yahoo、Googleなどの大規模なサイトでも使われているようです。
MySQLはマルチユーザー対応で、複数の人が同時に利用するWebアプリケーションのようなシステムに使うデータベースとして適しています。
今回はそんなMySQLとAccessを複合してデータベースを構築したいと思います。
Microsoft Accessとは?
Microsoft Accessは、マイクロソフトがMicrosoft Windows 向けに販売している、関係データベース管理システム (RDBMS) のソフトウェアです。
オフィスソフトはみなさんご存知かと思います。エクセルとかワードとかのあれです。あれの上位のものだとこのAccessがついてきます。
パッと見た感じじゃ「こういうのって、エクセルでマクロとかVBA組んだらいけるんじゃないの?」って思いがちですけど、やれるもんならやってみぃ!って話です。実現はできますが、まぁ貧弱なものになっちゃうでしょう。あなたが個人で居酒屋を経営している人だったらパソコンにちょっと詳しいバイト君にでも作ってもらったらいいんじゃない?それでもまぁ贅沢な話だけど…!
だけど、このAccessそのものも結構貧弱です。これも居酒屋レベルで売り上げとか計算するならこんなもんです。ただ、知識をつければもうちょい高度なことができて、MySQLを基幹として組み合わせるともっといけてる感じになります。
Accessの大きな利点は、プログラミングとかわからなくてもすぐにアプリを作ることができるということです。これで関係データベースは作れますし、しかもそれが割と何も知らない人でも作れちゃうということです。
何が言いたいのかよく分からんくなったので要点をまとめまちゅ
- データベースは、いっぱいデータを扱うときに活用する
- データベースは、リレーションという関係を持たせることで欲しいときに欲しい分だけデータが得られるようになっている
- データベースを作る方法の一つとしてMySQLを活用する
- 作ったデータベースを整理したり、見たり検索したりするのにMicrosoft ACCESSを活用する
おわりに
さて、今回はデータベースの簡単(?)な説明と、構築の方法の一番大雑把なところを紹介しました。これをシリーズ化して実際に完成させるまでの道のりを書き記していくので、社内でデータベース組む人は参考にしていただけたらと思います。
データベースは難しいイメージがありますし、実際結構むずいのですがやってみるとなんとかなるものなので皆さんも楽しくおかしくやってみましょう!!
次の記事は全然書けてないですけど、Accessの操作あたりから始めて、実際にテーブルというものを作るところを説明したいと思います。
それではまたっ!!
MySQLとMicrosoft accessで在庫管理システムを作る方法【その①】〜データベースって何?〜
- 2016年06月15日
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